ドローンを使い「ブドウ」を分析する国内初の試み実施へ〜長野県塩尻市の高校で

DRONE TIMES

ドローンをワイン用のぶどう畑に飛ばして、センサーで水分量や糖度、さらには収穫時期まで把握しようという実験が8月30日、長野県塩尻市の塩尻志学館高校で実施される。企業と教育機関がタッグを組んだ「IoWプロジェクト」の一環で、センサーを搭載したドローンを利用するのは国内初の試みとして注目される。

~中略~

戦時中、敵国の潜水艦を探すソナーのセンサーに使う酒石は、同校でのワイン醸造の過程から造られていた。つまり、ワインでセンサーを作っていた学校で、逆にセンサーで高品質なワイン造りに応用しようというもの。ハイパースペクトルカメラをドローンに搭載してセンサー情報を取得するのはその試みの一環だ。
これまで糖度のチェックや収穫時期の判定は、文字通りの人海戦術でやってきただけに、実用化が進めば、生産者サイドにとっては計り知れない効果をもたらす方法として注目される。
(DRONE TIMES 高見修次)